儚きものに捧げる

真逆の世界観を持って乃木坂46を愛している人間が彼女たちに捧げるド短調な詩です。

外には何もない 優しい夜の帳があるだけ

松村沙友理さんに書きました。エヴァのような感じをイメージして。




ほら

大きな夜の

帳が降りてくる
黒い影のように
街を覆っていく

君が

あんなにきれいって言った

日没の光ももう見えない
さあカ−テンを閉じて
部屋に灯りを点けよう
カ−テンを

開けないで

外には何もないから
君の見たいもの
僕たちの見たいものは
何もないから
このまま
このまま優しい夜に
包まれて
僕たちは生きていく
このずっと続く夜

たとえ

この夜が

このまま明けないとしても
僕たちはきっと
幸せなんだ
光は部屋の中に溢れてる
外に出る必要なんて
何もない
外には何もない
君ももう
あの美しかった夕焼け
のことは口にしない
君の目はもう何も見ていない
あの美しい夕焼けは

たぶん

本当は存在しなかった

君の病んだ心が
作り出した幻
だって
僕たちは知ってる
この夜は
明けたことがない
明けることがないことを
だからもう
心を存在しないものに
向けて苦しむのは
やめよう

この部屋には

充分な光がある

僕たちはここで
こうして死ぬまで
幸せでいられるさ
幸せの意味を僕たちは
知っている
外には何もない
何も見えない
優しい夜の帳が
あるだけ
これが幸せ
僕たちの幸せ
僕たちは幸せなんだ

カ−テンを

開けたらだめだ

夜明けも夕焼けもない

この部屋の明るい光が
僕たちの希望
幸せ
ここでほら
僕たちはこんなに
明るい
.